ずっと肉食動物だったネコよりも、雑食化した犬は身体も雑食に対応するように変化したのではないでしょうか?
歯の構造を見てみると、食べ物を噛み切る為の切歯、犬歯は同じ数だけはえていますが、食べ物をすりつぶす為の臼歯は犬の方が12本も多いのです。
また、腸の長さに関しても、ネコと犬は違います。
犬の腸が、体長の6倍であるのに対しネコは4倍。(ちなみに人間は12倍、牛は24倍です)
消化酵素を見てみると、犬もネコも唾液中にはでんぷん(お米や小麦粉などに多く含まれる)を分解するαアミラーゼを持っていません。ネコも犬も膵臓から分泌される膵液にはαアミラーゼを持っていますが、ネコは犬に比べて格段に弱い働きになっています。
必要な糖はどうでしょうか?
人間は血糖値を維持するのに、糖分は欠かせませんが、ネコに関しては血糖値の維持に糖分は必須ではないのです。その反面タンパク質(動物性植物に多く含まれる)は犬よりも多く必要とします。
また、トマトなどに含まれているカロチンをレバーなどに含まれているビタミンAに体内変換する事を犬は出来るのにネコは出来ません(もちろん人間は出来ます)。
このことから見ても、犬もネコも大事な家族の一員であることは変わりませんが、身体の構造や必要とする栄養素には違いがあるということがわかっていただけると思います(もちろん人間ともね)。
つまり、むやみにワンちゃんとネコちゃんのフードを交換したり、人間が食べるものをあれこれかまわずあげたりする事はやめた方がいいのです。
例えばキャットフードの方が高たんぱく高脂肪なので、犬にあげると太ってしまったり、ネコは糖を代謝する力が弱いので、炭水化物を大量に摂取すると、消化不良や高血糖症、おしっこに糖が出てしまったりします。ましてや人間の食べているものをそのまま何でもあげると言う事はたくさんの病気を引き起こす原因になるのです。
今後、どういう栄養素が、ワンちゃんネコちゃんに必要なのか?
何を食べさせたらいけないのか?どういう病気になってしまうのか?
などと言うことを含め、色々なお話をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 |