<病院に行くまでの応急措置について>
1.風邪をひいたみたい
風邪といっても人間とは違い、犬猫たちの風邪は決して油断できません。それぞれ伝染性のウイルスの複合感染により発症するものなので、多頭飼育のお宅では一頭が風をひくとよほど厳重に隔離しないかぎりほぼ全頭にうつってしまいます。
症状は人間同様、くしゃみ、鼻水、鼻づまりにくわえ、目やに、結膜炎を併発することもあり、重症になると元気食欲が低下し、回復に時間がかかります。
特に幼齢の子達は要注意、異変に気がついたらすぐに獣医師を受診しましょう。
年に一度のワクチンで予防することも可能です。
2.下痢をしている
一口に下痢といっても、細菌やウイルス、寄生虫の感染など、その原因は実にさまざまです。食べすぎ、ストレス、悪いものを食べた、などが原因である場合は、十分な水分と、消化によいフードをいつもの二分の一から三分の一量与えて様子を見てもいいですが、全く食欲がなかったり、一日以上経過しても、よくならない場合は、獣医師を受診しましょう。
またパルボウイルスの感染により発症した下痢は、生命の危険を伴います。下痢のほかに嘔吐、血便、食欲廃絶、元気消沈などの症状がある場合はただちに動物病院に連れて行ってください。
3. 肉球にトゲが刺さっている
ガラスの破片や鋭利な異物、とげなどがお散歩の途中に肉球に刺さってケガをしてしまった場合、動物をしっかり保定(動かないように)し、足の裏をよく観察してください。異物がまだ刺さっていれば、これを取り除き、消毒薬できれいに洗い、抗生物質の入った軟膏を塗ってあげましょう。とはいえ、そんなこと難しくてできない!という場合や、傷が深く、出血がとまらない場合は獣医師の受診をおすすめします。
4. ヤケドしている
おうちで飼っている犬、猫たちのやけどの原因として考えられるのは、焚きすぎたお風呂への転落、ストーブの上のやかんのお湯をかぶった、テーブルの上の熱い飲みものをこぼして体にかかった等ですが、残念なことにいずれも飼い主さん達の不注意から起こるものです。まずは家の中の危険箇所をチェックし、やけどを未然に防ぐようにしましょう。不幸にして事故が起きてしまった場合は速やかに患部を水や氷で冷やし、獣医師を受診してください。最初は軽いと思っても、2〜3日後にひどいただれが生じることが多いのです。自分で判断せず、必ず病院へ連れて行きましょう。